混乱と不信感

発達障害のある子ども達は、その場にないもの・経験した事のないものに対してイメージする事が苦手です。

一般的には話をより分かりやすくするためにたとえ話をする事があると思います。でも発達障害のある子ども達にとっては、それがかえって混乱を招く事になってしまう事があるのです。

体操教室で先生が子ども達に対して「亀のように、ゆっくり歩いて下さい」と指示したとしましょう。すると発達障害のある子どもは「亀が歩くのを見た事がありません」と言いました。先生は亀の歩き方を説明しました。その説明が長かったのも相まって、その子はますます、その場で何をするのか分からず混乱してしまいました。発達障害のある子ども達に対してこのようなたとえ話を交えた説明をすると混乱してしまう事は少なくないのです。

もしもたとえ話をする必要があるのなら、子どもが経験した事を例にすると伝わりやすくなると思います。例えば前述の例の子がスイミングにも参加した事のある子だったら、「プールの中を歩いた時みたいに歩いてみて 」というと風に、経験した物事で伝えるのが適当だと言えます。

また、子どもは、自分が理解できるように言ってくれる大人を信頼します。分からない事が重なってしまうと、混乱して、自分が理解できない事を言う大人に対して不信感を抱いてしまいます。

そして、その大人の事のいう事を聞かなくなるという事も有るかもしれません。発達障害のある子ども達に、一般的なたとえ話は通じない事があるという点は頭において億べきだと思います。

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